シャーリー 2巻
シャーリーかわいい!
ベネットさん、お慕いしています!
カフェの常連じいじ達、長生きしろよ!
20世紀初頭、英国エドワード朝の時代。
カフェの女主人と、少女のメイドの日常のお話。
森薫さんのメイドものといえば『エマ』が有名ですが、その原点ともいえる作品が『シャーリー』です。実は『シャーリー』のほうが、『エマ』よりも先に同人誌として発表されているのです。
とは言え、『シャーリー』第1巻の商業誌版の発売も、2003年2月24日ですから、10年以上も昔になります。ちなみに、『エマ』第2巻の発売と同日とのことです。
ついさきほど読み終えたこともあり、変則的ですが、第2巻からご紹介することにします。
Kindle版
シャーリー 2巻<シャーリー> (ビームコミックス(ハルタ))
- 作者: 森薫
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2014/09/13
- メディア: Kindle版
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コミック版
読みどころ
そもそも、ネタばらしすると面白さが半減するような作品ではないのですが、まだコミックを読まれていない方のため、こまかなストーリーには触れないでおきます。ご安心ください。
まず、気楽に安心して読めます。
大きく感情を揺さぶられたり、劇的な展開のストーリーのコミックも、それはそれでよいものですが、こういった別時代の日常を感じられる作品もいいものです。作品中の時代だけでなく、作風自体も平成初頭を感じられるところから、なんとなく懐かしい気分になりました。
英国の階級社会、児童労働、女性の社会進出などの社会問題が気になる方もいらっしゃるかと思いますが、そこは一旦脇に置いて、作品を楽しまれるとよいでしょう。
シャーリーかわいい!
コミック界隈でメイドと言えば、エロチックだったり、血なまぐさかったりして、(それはそれで楽しめますが)変な色がついてしまっています。ですが、この作品に出てくるメイド、シャーリーは13歳そのままに純粋にかわいらしい姿を見せてくれます。昨今の萌え萌えとは違った感じに、萌えます。
ベネットさん、お慕いしています!
カフェの女主人ベネットさんを見ると、年上の女性へのあこがれを感じられます。(実年齢より上か下かは考えないこと!)
カフェの常連じいじ達、長生きしろよ!
文句を言いつつも、カフェの女主人のいいなりに手伝いをするところには、クスッと来ます。不愛想だが根はやさしい、愛すべきじいじ達が見られます。ペットポジションでしょうか。
食べ物ががおいしそう
特に、カフェのシーンでシャーリーが食べる、パイとたっぷりの生クリーム?、香り高い紅茶。自分も、そのカフェに行ってみたいと思いました。何パイだろう、かぼちゃパイ?
他にもいろいろありますが、長くなってしまうので、この辺で。