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midqqのブログ

マンガとSF、時々テクノロジー。その他、雑多に書き綴ります。

他の人類が同じ時期に生きていたこともある ~ アナザー人類興亡史

「他の人類が同じ時期に生きていたこともある」

知ってましたか?

この本、技術評論社の「知りたい!サイエンス」シリーズの1冊です。なんだか100巻を超えているシリーズだそうで、すごい。

感想

Kindle版のセール時に買ったはいいですが、塩漬けにしていました。

ところが、最近、BBC英国放送協会)のドキュメンタリー『地球伝説』の『ヒューマン・ジャーニー~遥かなる人類の旅』*1を観て、人類の進化について興味が沸いてきました。

そんなこんなで、今更ながら読み始めたわけです。面白かったので、一気に読破してしまいました。分かりやすいし、そんなに長編でもなかったですから。

これまでの私

私は、これまで人類の進化について、かなり大雑把で、少々古い知識しか持ち合わせていませんでした。自分自身に関係あるとは言え、あんまり興味もなかったんです。

人類の進化に関する知識は、こんな感じでした。

  1. 猿→猿人→原人→旧人→新人(現生人類)と進化した。つまり、猿から直線的に進化した。
  2. 猿人と原人だったか、猿と猿人だったかの中間にあたる動物の化石が見つかっていなくて、ミッシングリンクと呼ばれている。非連続性により、「人類は猿とは別の生き物から進化した。」、「神様が創造した。」、「宇宙から来た。」とか、そんな説も”あり”なのかな・・・。
  3. 新人(現生人類)以外は、原始的でチンパンジーか猿みたいなもん。

きっかけはヒューマン・ジャーニー

それが、BBCドキュメンタリー『ヒューマン・ジャーニー~遥かなる人類の旅』を観ると、自分の知識とはずいぶん違うと気付きました。最近、話題にもなっていますが、鳥は恐竜から進化したとか、恐竜には羽毛が生えている!(ちゅーか、恐竜の見た目、もう鳥やろ!)とか、恐竜たちの劇的な変わりようほどではないですが、それでも随分と違っていました。

ネアンデルタール人と現生人類は、同じ時期に、同じ地域(ヨーロッパ)に暮らしていた事があるとか。まじか!

そう言えば、人類の進化に関するKindle本を買ってたなと思い出し、その本、『アナザー人類興亡史』を読み始めました。

アナザー人類興亡史

ヒトと猿の共通祖先の分化から書かれていますので、ヒトの始まりから現代まで知ることが出来ました。

私の知識が、次のようにアップデートされました。

1.

現生人類になるまでには、いろんな種が発生しては絶滅。たまたま、その中の一つが現生人類に繋がっているだけ。

現生人類=ホモ・サピエンスなのは、ほんの偶然。別のヒト(ホモ属)になった可能性もあるとは、驚きました。

2.

ミッシングリンクもほとんどない感じで連続した化石が見つかっているようです。ふむふむ。

3.

旧人と呼ばれていた、ネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)にもなれば、子供や女性なら、今の現生人類の外観にかなり近く、毛むくじゃらの猿は過去の偏見。ほおー。

 

また、この本には、人類の進化だけではなく、どんなふうに研究が進んできたかの歴史や、生物の分類法についても併せて説明がされているのは、とてもよかったです。研究の歴史を知ると、本を読む前の自分の知識が、今はどういうふうに変わったのかにも気付きやすいです。それと、ホモ・サピエンスって、ホモ属のサピエンス種って分類による名前だったんですね。単なる生物学上の名前なだけかと思ってました。

原人(ホモ・エレクトス)やネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)が先に世界中に広がったけれど、絶滅。ホモ・サピエンスが、アフリカを起点に、一から世界に広まっていったのにはロマンを感じます。

まとめ 

『アナザー人類興亡史』を読むことで、始まりから現代につながるまでの人類進化について、知識をアップデート出来ました。

書籍の宿命ですが、最新の情報が得られないのはとっても残念。とは言え、人類進化に興味がある人にとって、体系的に知識がアップデート出来るので、かなりおススメ。

星5つのところ、星4つです!

 

アナザー人類興亡史 -人間になれずに消滅した”傍系人類”の系譜- 知りたい!サイエンス

*1:私が観たのは、ネット動画サービスのGYAO!Yahoo! JAPANのサービスの一つ)。BS/CSやケーブルテレビ等の各社動画サービスでも観るができると思います。有料かもしれませんが。