midqqのブログ

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(解決済)Microsoft Edgeが起動後にすぐに終了してしまう問題 ~ 今まで気づかなかったのがちょっと悔しいが、スッキリ

今、こんな気持ちで、このエントリを書いています。

Edgeクラッシュの原因に、今まで気づかなかったことが、ちょっと悔しい。でも、やっと解決できたのでスッキリした!

 

前回、「Microsoft Edgeが起動後にすぐに終了してしまう問題」というエントリを書いてから、ほぼ2か月が経ちました。たまに、復旧方法を調べたりもしていたのですが、相変わらず未解決のままでした。

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しばらく奥歯に物が挟まったようなスッキリしない日々が続いていたのですが、たまたま、ふと思いついたことを試してみると、Edgeが起動したんです。

それは、『「IBM Security Trusteer Rapport」を停止してから、Edgeを起動してみること』です。

な、なんと、待ち焦がれたEdgeのスタートページが開いたじゃないですか!やったー。詳細な経緯は後ほど書きますが、結論を言えば、Rapportをアンインストール後に再インストールすると、Rapportを停止せずとも、Edgeが起動するようになりました。ありがちな原因ですが、これまで試してみなかったのが悔やまれます。

 それにしても、気持ちがスッキリしました。

 詳細な経緯

さて、ここからは詳細を書いておこうと思います。

Rapport?

Rapportって何?という方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明しておきます。

IBM Security Trusteer Rapport」は、IBM社が無料で提供しているマルウェアやフィッシング対策ソフトです。ネットバンキングのサイトなどには、“インターネットバンキング専用の無料ウイルス対策ソフト”とうたっているところもあります。

他のウィルス対策ソフトを補完する形で使うソフトかと思います。

確認した手順

  1. Rapportを停止(スタートメニューにある「Trusteerエンドポイント保護を停止する」を実行。)
  2. Edgeを起動 → やった!スタートページが開き、クラッシュしない。他のサイトも閲覧できた。
  3. Rapportを起動(スタートメニューにある「Trusteerエンドポイント保護を起動する」を実行。)
  4. Edgeを起動 → クラッシュした・・・
  5. Rapportを停止
  6. Edgeを起動 → クラッシュせず、問題なし

これで、RapportがEdgeをクラッシュさせていることが判明しましたが、PCを再起動すると再現しない可能性が残ります。念のため、PCを再起動後、同じ手順で確認してみました。

結果、Rapportが停止しているとEdgeがクラッシュせず、Rapportが起動しているとEdgeがクラッシュする事象が再現しました。

では、どうするか?

こういう時、「Rapportよ、さよなら」とアンインストールしてしまう事は簡単ですが、このPCはセキュアにしておきたいと考えているので、別の選択を検討しました。(Rapportがあればセキュアかと言うと異議もあるでしょうが、他のセキュリティソフトを補完してはくれるだろうという思いで、使っています。)

じゃあどうするか。Edgeを使いたいときに、事前にRapportを停止する方法はありますが、それでは不便すぎます。そこで、Rapportの修復を試してみることにしました。

Rapportを修復してみよう

Rapportを起動して、コンソール画面を一通り眺めたり、最新の定義ファイルに更新してみたりしましたが、特に異常見つけられませんでした。当然、Edgeのクラッシュは止まりませんでした。

上書きインストール

そこで上書きインストールを試してみることにしました。

カスタマーサポートのサイトから、セットアップファイルをダウンロード。インストールプログラム起動後、セットアップウィザードに、次の三択が表示されました。

  1. 機能しないため、修復してみます。
  2. 機能しており、更新のみが必要です。
  3. インストールされていることを知りませんでした。

ここでは、Rapportは機能しているようなので、2番を選んでみました。ただ、後になってよくよく考えたら、1番を選んでおけばよかったのかもしれません。

ほどなくして、セットアップ完了。同時に、ブラウザでサポートページが開く仕組みのようですが、肝心のEdgeがクラッシュして見れなかったので、なんだかなーと思ってしまいました。

と言うことで、残念ながら、Edgeのクラッシュは止まりませんでした。

アンインストール後に再インストール

次に、修復インストールを試す手はあるものの、いっそアンインストール後に再インストールしてみようと考えました。

そして、さくっとアンインストールが完了。RapportのサポートページがEdgeで立ち上がり、アンインストール理由を聞いて来ました。 ははは。Edgeが使える~(苦笑)

ま、フィードバックが為になればと、障害状況と、再インストールのためのアンインストールをする旨を書いて、送信しておきました。

念のため、PCを再起動して、再インストール。これは、サクッと完了しました。そして、期待していた通り、Rapportが起動中でも、Edgeがクラッシュしなくなりました。

やったー。ちょっとうれしい。スッキリした!

真の原因は?

一般PCユーザーとしては、これで一件落着。

ただ、RapportがなぜEdgeをクラッシュさせるようになったのかは、分かっていません。PCの設定を変更したとか、新しいソフトをインストールしたとか、特に思い当たるものはありません。 Creators Update(1703)の適用後ではありますが、しばらく日は経っていますので、原因である可能性は低いでしょう。

再発しないといいなぁ。

(2017/12/14 追記)原因が判明したので、エントリにまとめました。“Creators Update(1703)適用が原因である可能性は低い”とか書いておきながら、実は引き金になってますね・・・

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最後に

教訓。

PCでトラブルが発生して原因がつかめないとき、ソフトウェア面では、Windowsの再インストールが最終手段になりますが、かなりの手間を取られてしまいます。そうする前に、ダメもとでセキュリティソフトを確認してみるのも、一つの手なのかもしれません。

PCのトラブルに見舞われている方への一助になれば、うれしいです。