midqqのブログ

マンガとSF、時々テクノロジー。その他、雑多に書き綴ります。

【いまさら】べ、別に君のことなんか好きじゃないんだからね!【Kindle愛】

「べ、別にKindleのことなんか好きじゃないんだからね!」

仁王立ちした彼女から放たれた突然の大声に、教室にいた生徒の視線が集中した。昼休み時間も終わりに近づいており、皆が戻ってきつつある。それでも、彼女はマシンガンのように早口でまくし立てた。

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Kindle端末無くっても、スマホで読めるし!」

「いまどき本しか読めないのは、なんなの!」

「カラーじゃなくて白黒のくせに、表示が遅いよね!」

「見た目も全然おしゃれじゃないじゃん!」

「だいたいお小遣いじゃ買えない!」

「そして、そして・・・」

 

『キーンコーン、カーンコーン』

まだまだ悪口の弾丸は尽きそうになかったが、午後の始業のチャイムが鳴り、教室にやってきた教師から撃ち方止めの号令が出た。

「そこ、席に座りなさい。」

彼女は顔を真っ赤にしながら、びしっと指差した手をそっとおろし、ぎこちなく自席に腰かけた。的になっていた少年は、耳のあたりを朱に染めながら、校庭側の窓に顔を向けた。

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いまさらKindle

皆さん、こんにちは!

どこにも需要が無い(と思う)書き出しになっていますが、引き続き、お付き合いくださいませ。 前置きが長かったので、すぐに本題に入ります。 

私は、「電子書籍リーダーKindle」を愛しています!!

(いまさらKindleかよ、というツッコミは聞こえないので、悪しからず。)

電子書籍リーダーKindle」vs「それ以外のすべて」 

電子書籍Kindle本)を読むには、ほかのどんな機器より「電子書籍リーダーKindle」がベストだと私は感じています。長年、使ってきた経験から、少しでも多くの人に本当の良さを知ってもらいたいのです。

そこで、まず、愛ゆえに、愛しているからこそ、よく言われるような欠点をあげつらってみます。でも、実は、その欠点が美点につながっているという事をお伝えします。

なお、この記事は、ある程度「電子書籍リーダーKindle」をご存知の方に向けて書いています。

話の順番が前後しますが、そもそも「電子書籍リーダーKindle」とはどんな機器なのか、「電子書籍」vs「紙の本」、「Kindle」vs「Kindle以外の電子書籍」といったお話は、またの機会に記事にしようと思っています。 

うちのKindleさんについて

Kindle Paperwhite Wi-Fiのみ、キャンペーン情報無し(購入当時、キャンペーン情報有りのものは無かった)です。最新世代(第7世代/Paperwhite 第3世代)のばっば・じっじ世代(第5世代/Paperwhite 第1世代)です。2013年の1月から使っているので、かなり古いっ。最新世代と比べると、容量が4GBの半分、解像度も低いのだけれど、現役です。 

 

あなたが「電子書籍リーダーKindle」を買うべきでない5の理由

次にあげる5つの欠点が許せないなら、あなたは「電子書籍リーダーKindle」を買ってはいけません。きっと後悔します!(ドーン)

 

欠点1.  Kindle端末無くっても、スマホで読めるし!

そーなんです。専用端末がなくったって、Kindle本は読めるんです。スマートフォンタブレットやパソコン向けに 「Kindle無料アプリ」が提供されてるし。

  • Kindle モバイルアプリ:iOS版、Android
  • Kindle for PC:Windows PC用
  • Kindle for MACMac PC用
  • Kindle Cloud Reader:ウエブブラウザ用。洋書、コミック、雑誌のみ。現在、和書(コミックや雑誌を除く日本語の本)は読めない。

→ スマホタブレット、PCが好きなら、「電子書籍リーダーKindle」を買ってはいけない

 

欠点2.  いまどき本しか読めないのは、なんなの!

動画は見れないし、音楽は聞けない、ゲームも出来ません。電話も、チャットも出来ません。体験版ですがWebブラウザがあるのは内緒。ググれるし、頑張ればサイトも見れるよ。

→ スマホタブレット、PCの代わりじゃないんです。本を読む以外もやりたいなら、「電子書籍リーダーKindle」を買ってはいけない

 

欠点3.  カラーじゃなくて白黒のくせに、表示が遅いよね!

Kindleの画面は、電子ペーパー(e-ink)ですから、ほかの機器の画面とはかなり違ってます。こんな事になります。

  • 今どき、白黒!一応、グレーも表示できますが、濃淡が16段階(16階調グレースケール)なので、あんまりなめらかじゃない。
  • しゃきしゃき画面が切り替わらん。流し読みが出来ん! 複数ページをすばやく行ったり来たりして読む本は、苦行に近いぞ。
  • うっすら前のページの残像が見える。故障じゃん!
  • 何ページか読むと、一瞬画面が真っ黒になり、気が散る!
  • マンガ読みづれええ。拡大しても、ぼやけててセリフが読めん!

→ カラーとか表示が早いものをお望みなら、「電子書籍リーダーKindle」を買ってはいけない! また、マンガや雑誌を読むために買ってはいけない

 

欠点4.  見た目も全然おしゃれじゃないじゃん!

Appleの製品みたいにスタイリッシュじゃないです。本体カラーは、ブラックと一部モデルにホワイトがあるだけ。恥ずかしいデザインではないとは思いますが、お好きなカバーをかけて誤魔化す手はあります。

→ おしゃれに決めたいなら、「電子書籍リーダーKindle」を買ってはいけない

 

欠点5.  だいたいお小遣いじゃ買えない

スマホタブレットの機能を削ったものが、「電子書籍リーダーKindle」と言う訳ではないので、ものすごく安いわけではないです。「電子書籍リーダーKindle」は、本が好きな人向けのぜいたく品です。また、Kindle本も、中古や貸し借り、図書館といったものはないので、どうしてもお金はかかります。

→ 少しでも安く本を読みたいなら、「電子書籍リーダーKindle」を買ってはいけない

 (実は、紙の本よりお得になる場合もありますが、それはまたの機会に記事にしたいと思います。)

 

そして、そして・・・

ここまで欠点をあげつらいましたが、視点を変えると美点になるのです。

  • 本しか読めない専用端末(欠点1.、欠点2.) → すぐ始められて、ほかのことに気が散らないので、読書に専念できます
  • 白黒の電子ペーパー(欠点3.) → 文字が認識しやすく、長時間でも目が疲れにくいので、読書に専念できます。また、じっくりと読書をするとき、そんなに早くページをめくり続けないので、表示が遅いのは気にならないです(流し読みされる方、速読される方には、Kindleは向いていません。)
  • シンプルなデザイン (欠点4.) → 流行遅れ、型落ちとか気にしないで、持ち歩けます。
  •  お金がかかる(欠点5.) → いいものはお金がかかります。長く使えるので、結局のところはお得です。

一文でまとめると『気持ちよく、長く、読書に専念できる。』のが、「電子書籍リーダーKindle」なのです。

 

おすすめのKindle

あなたも、「電子書籍リーダーKindle」愛に目覚められたでしょうか?

箸にも棒にも掛からぬと仰られる方にとって、私の力及ばず、有益な情報をお伝えできそうにありません。

ここから先は、Kindle愛に目覚められた、または目覚めそうな方向けの情報になっています。ご了承くださいませ。

 では、のある方に向けて。

 

電子書籍リーダーKindle」にも、何種類かモデルがあります。私の独断と偏見によるおすすめはこれ!

 Kindle Paperwhite Wi-Fi

これこそ、現在の至高、究極のKindleだ!!

無料3G、キャンペーン情報(広告)は、どちらも無しのモデルをお勧めします。

「無料3G無し」をお勧めする理由
  • 無料3Gがあると、ほんの少しだけど端末が重くなるよ。
  • サイズの大きい本は、無料3Gを使ってダウンロードが出来ないよ。マンガとかイラストが多い本とか、Wi-Fiを使わないとダメ。
  • Wi-Fiのほうが、ダウンロード早いわ。
  • テキスト主体の本はサイズが小さいので、端末に多めにダウンロードしておけるんだ。Wi-Fiが使えなくて、無料3Gが使える場所に居たとして、すぐにダウンロードしたい場面はそんなにないと思うけど。
  • Wi-Fiが使えなくて、無料3Gが使える場所でも、SNSとの連携や、どこまで読んだかを別の端末と同期出来るようになるけど、それならスマホKindleアプリを使えば?
「キャンペーン情報無し」をお勧めする理由

すぐ読書を開始できます。

「キャンペーン情報無し」のときは電源ボタンを1回押すだけですが、「キャンペーン情報あり」のときは広告をスワイプして解除する手間が増えます。たったひと手間ですが、すぐ読書ができるかどうかに違いが出ます。「キャンペーン情報有り」だと2000円くらい安くはなりますが、ここはお金より手間を惜しんだほうがいいのではないでしょうか。 

Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック

Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック

 
 

Kindle Voyage Wi-Fi

いま、欲しいモデルはこれです。

Paperwhiteの上位機種。実機で確認していませんが、ページめくりボタンがよさげ。

ただ、Papaerwhite(第7世代)よりちょっと小さい、ちょっと軽い、内蔵ライトがちょっと多い、内蔵ライトの自動調整機能付きくらいが違いですけれど、1万円くらいの価格差があります。

ちなみに、Amazonのサイトに『Kindle電子書籍リーダーの比較』という表がありまして、各モデルの違いを一覧で見ることができます。

Kindle Voyage Wi-Fi、電子書籍リーダー

Kindle Voyage Wi-Fi、電子書籍リーダー

 

 

(おまけ)他のKindle

愛ゆえに、他のモデルにも触れておきます。

Kindle(無印)

内蔵ライトがないぞう(ダジャレ)

安く買えるので、そこにメリットを見出す方なら。プライム会員価格だと5000円を切るようですし。(執筆時点)

暗がりだと読書ができないので、私はパス。

midqq.hateblo.jp

 Kindle Oasis

フラグシップモデル。バッテリー内蔵カバーが付属するんですが、カバー無しの裸の状態だと、軽い代わりにバッテリー持ちがよくないとのこと。カバーを付ければ、バッテリー持ちは良くなるけれど、重くなってしまうんです。あらまあ。

(2018/3/28更新)新型になり、カバーは無くなったようです。代わりに、ディスプレイが7インチにサイズアップ、防水に。最上位モデルの名にふさわしい機種になりました。

Kindleの軽さ比べ

Kindle Oasis カバー無し < Kindle Paperwhite < Kindle Oasis カバーあり

Kindle < Kindle Viyage < Kindle Oasis < Kindle Paperwhite

  ※製品名の後ろのかっこ()内は、サイズ

 Kindle Oasis(143 x 122)】 Wi-Fi:131g / Wi-Fi + 無料 3G:133g / カバー:107g

 【Kindle Oasis(159 x 141)】 Wi-Fi:194g / Wi-Fi + 無料 3G:194g

 【Kindle(160 x 115)】 Wi-Fi:161g

 【Kindle Paperwhite(169 x 117)】 Wi-Fi:205g / Wi-Fi + 無料 3G:217g

 Kindle Voyage(162 x 115)】 Wi-Fi:180g / Wi-Fi + 無料 3G:188g

 【iPhone 6s Plus(158.2 x 77.9)】192g

 【iPhone SE(123.8 x 58.6)】113g

 【iPad mini 4(203.2 x 134.8)】298.8g

高級品志向の人、Kindleを使い終えたらちゃんとカバーにしまえる人なら、いいかも。重いカバーをしながら使うとか嫌だし、読み終えたらカバーにしまって充電するとか無理なので、私はパス。ちょっとお高いですしねー。

 最軽量/最薄ではないですが、それ以外は最上級のモデル。お金があれば、これ!かな。

Kindle Oasis (Newモデル) 32GB、Wi-Fi、キャンペーン情報つきモデル、電子書籍リーダー

おしまい