議会質問を作る都職員の気持ちが、少しは分かるかも? ~ 「地方自治体に営業に行こう!!」
小池都知事が、「都職員が議会質問を作る慣習を禁止」と、ニュースになっています。
たまたま読んでいた本「地方自治体に営業に行こう!!」のおかげで、都職員の気持ちが少しは分かりました。
この本の5章に、地方自治体の予算について、分かりやすく説明がされています。議会は、予算要望を提出し、地方自治体からの予算案を議決する役割があります。地方自治体は、予算がないと仕事が出来ませんから、予算取りに必死になります。少しでも予算案を通しやすくするため、こういった慣行が出来たのでしょうね。
ただ、質問される側が質問も作ったら、聞かれたくない事は質問しないでしょうし、利用者(地域住民)の目線からの質問は出てきません。予算案に対する質問だと考えれば、反対意見が出づらく、もくろみ通りに予算案が通りやすくなります。
地域住民(都民)から見れば、地方自治体のお手盛り予算になっている可能性もあり、よい慣行とは言えないでしょう。止めてもらって正解だと思います。
だいぶ横道にそれました。
「地方自治体に営業に行こう!!」ですが、地方自治体にも詳しくなれるので、営業に行こうと考えていない方にもおすすめ出来ます。著者が、官公庁営業の研修などをされていることもあり、読みやすい文章です。