(ネタバレあり)パリヤさんの顔芸に、ついついニヤケ顔になっちゃいます ~ 森薫 「乙嫁語り 9巻」
(ネタバレあり。ご注意)
コミュ障だけど張り切り屋さんのパリヤさん。乙嫁になれるかどうか、ハラハラドキドキの回です。
実家が襲撃で破壊されたため、エイホン家に父母と居候。そのことが、「人間万事塞翁が馬」と言いますか、「災い転じて福となす」と言いますか、お友達も沢山でき、お相手ウマルとの婚約話も進展しました。そして、ついに乙嫁の仲間入り。おめでとー。
年の差夫婦アミルとカルルク、北方のロシア国境に追いやられたハルガル家の若者3人組、英国人スミスのお話もあります。そうそう、孤独なタラスや、漁村のW双子、アニスとシーリーンの百合組も少しだけ出ます。
感想
コミュ障だけど張り切り屋さんのパリヤさん。彼女の顔芸に、ついついニヤケ顔で読み進める自分がいます。お相手ウマルとのやりとりに、ハラハラドキドキ、そしてほのぼのしつつ、若いっていいねーと。
結婚相手は親が決めるだとか、若者のデートはご法度とか、布支度(婚礼品)がそろわないと結婚できないとか、現代日本と比べると息詰まる暮らしなのかと思いきや、登場人物たちは生き生きとしています。そんな彼らの暮らしぶりに、正直、羨ましいところもありますね。
ぜひ、ご自身で読んでみてください。(1巻からどうぞ)
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